私の彼は御主人様

『ちがーーうっ! これはコルトパイソンと言うリボルバーだっ』


『はぁ?』


『対ヴァンパイア用に改造してあるが、これはリボルバーのロールスロイスと言われてなぁ…見ろ、このコルトロイヤルブルーフイニッシュ…美しい色だろう? 』


うっとりと銃身を撫でる先生はなんか不気味だ。


『ガンマニアのハンターか? 』


ノワールが呆れたように言った。


『…ハンター?』


『別に良いだろっ、俺の趣味はっ』


先生がふん、と鼻を鳴らした。


『話が、良く分かんない』