私の彼は御主人様

(どうしよう…)


あたしは大パニック。


(…絶対困ってるよ)


だってあたしは血が特別なだけなのに。


毛布にくるまってごろごろしてるとノワールが部屋に入って来た。


『律。起きてるな』


『寝てます…』


『寝てる奴が返事するか』

『う…』


ベッドが軋み、耳元に熱い息が掛かる。


『こっちを向け』


くるん、と体を反転させられてあたしは恥ずかしくて下を向いた。


『僕を見ろ』


『…ん』