『旨そうな匂いがしたから来てみたらこんなちんちくりんか』


そのノワールとか言う吸血鬼は残念そうに呟いた。


『ちんちくりん…』


(まぁ、確かに…ってちがーーうっ)


ちんちくりんがあまりに強烈だったのであたしは怖さをすっかり忘れて睨み付けた。