「ほのか、悠紀さんいらしたわよ」 「あ、はい。今行きます」 あたしはバックを持って玄関へ向かう。 「こんにちは。ほのかさん」 「こんにちは」 あたしは、この人、永峰悠紀さんと 今からカップルで言うなら、“デート”をするわけで。 「行ってきます」 彼の車へ乗り込む。