S h o u t !‐叫べ‐









勝手に北と思う方向に

進んで行くと、保健室だった。


悲しくも、無人。


鍵も開いていない様で

戻るしかなかった。

保健室の横にはトイレがあった。

その前は多目的ルーム。

マットをしいていて学年集会とかに

使われてそうな部屋だった。


辺りを見て、仕方なく

もう一度歩き出す。


らせん階段のような円い階段の

下を潜って右の廊下を出ると

また玄関へ戻ってしまった。


「…えー?何この学校~…」


仕方なく優輝に電話をした。



『もしもし。』

「優輝?どこ?」

『教室。』

「どうやって行ったの?」

『は?』

「行き方分かんないよ~」

『知る・・ガチャッ



プープープー…



知るかの゙がも聞こえない内に

電話はキレた。





…帰ったら覚えとけよ。