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お母さんは知り合いの
ママさん達を見つけて
喜んでママさん達の所へ行った。
あたし達は玄関まで行って
新入生クラス表を見に行った。
途中チラチラあたし達を
見てくる人が何人もいた。
カップルに見えるのか…
はたまた、隣りにいる
優輝目当てなのか…
姉は、気になります。
「優子。」
そんな事を考えていると
優輝があたしを呼んだ。
「…ん?」
「何ボケッとしてんの。」
「してないから。」
「ふーん…。」
「なによ。」
「お前、D組。俺、F組。
じゃあな。」
「…はっ?
え?いやいや!!
ちょっ……」
優輝は小さく吐きそう
と呟いてスタスタと自分の
クラスへ行ってしまった。
イヤイヤ…てか…教室どこ…
