部屋に入って

まだ2回目の新品の

制服に着替える。


軽くメイクをして

ストパーを当てる…。

高校生だし、ね。



ガチャ、とあたしの

部屋のドアが開く。



「…まだ用意してんの」

部屋に入って来たのは

髪型を綺麗にセットして

アクセサリーや香水をつけた

小洒落た優輝だった。



「えっ!勝手に入って

来ちゃダメでしょ!!」


「いいから。早く。」


そんな優輝はあたしをせかす。