S h o u t !‐叫べ‐





「はぁ~…」


ため息をついてまた歩く。

時計を見ると

8時20分だった。


…あと10分しか無い…。




「新入生?」



「…え?」


これはもしや…

ドラマみたいな

展開だったりして…


なら、イケメンで

有ります様にと

期待を込めて

声のした方を向く。





……そこには、イケメンも何も…

あたし的に論外の

チャラ男が2人いた。



「おー、可愛い新入生!

祥、当たりだな!」


「誠斗…梓が怒るぞ。」


「今そいつの名前出すなよ。

…ね、新入生だよね?

どしたのー?

まさか迷っちゃってる系?」


イヤ…なんて返事すればいいんだ…




祥と言うチャラ男Aは

茶髪で赤いメッシュの

ライオンみたいな髪型…

この人絶対坊主似合うし…

その隣りにいる、誠斗と言う

梓って名前の女持ちのチャラ男Bは

金髪にやっぱりライオンヘアーの

ピアスジャラ男。

…うん、ジャラ男にしよう。