あの夢は今でも時々見る。

 いつもの階段、いつもの屋上、いつもの群衆、いつもの例の顔達・・・

 そしてあたしはいつものように追い詰められる。

 けど、もう怖くないんだ。

 Sの音を始めて聞いたあの日から夢の続編が公開されるようになった。