Sについて感じた例の違和感は消えることなくあたしの心に張り付いたままだった。

 しかし、今のところあたしに出来ることは彼らの新たな動きを待つことくらいしかない。
 
 下手に動いて涼太に警戒され情報をシャットアウトされては元も子もない。
 
 学校には気が向いた時にだけ行っていた。