「小波.........、ハグし、「だめっ‼︎」



再び名前を呼んだあとに。



そのまま、近づいてくる水樹くんの身体を。



あろうことか、
思いっきり、突き飛ばしてしまった.........



突き飛ばしちゃう直前。



昨日見た、水樹くんと前園先輩の姿と。



心のもやもや?的なのが、ほんの少し蘇って。



もし、水樹くんが、
前園先輩のこと、好きだったら.........?なんて。



変に、マイナスな方向に考えちゃって。



「........................っ、ぅ、ごめ、帰る、」



苦しくなった私は、
逃げるように、水樹くんの部屋を後にした。



水樹くんが、私の考えてること。



全部分かってるなんて、
想像も出来ないままに........................