次の日の放課後、美桜は夏樹に指定されたマックまで菜々を連れてきた。 ポテトと飲み物を持って二人で2階へ向かい、さっそく勉強道具を広げる。 「ありがとうねー、ななちん。親友が成績優秀でホント助かるよ。」 「そんな、言われるほど優秀ではないけど…。でも美桜ちゃんが困ってるなら力になりたいしね!!」 そう言って、向かい合って座っている親友は、軽くガッツポーズをしてみせる。 「ありがとう…!」 ――もー、ななちんったらホントに良い子…。好き。