次の日、菜々、美桜、里帆、芽唯の仲良し4人組で夏休みの宿題を一緒にやっつけた後、学校近くのカフェで女子会をしていた。
「え!?じゃあ花火大会の日、ダブルデートするってことー!?」
里帆と芽唯の瞳がキラキラと光っている。
そんな2人に、美桜は頷いてから言った。
「里帆と芽唯も一緒に行こうよ!誰か相手いる?堀越先輩に言って、何人か声かけてもらっても…」
「ダブルデートの邪魔できないからいいよー。4人で行ってきな。私は5組の山本君に誘われたから、一緒に行ってくるー。」
芽唯が、そう言ったので残りの3人は「え!?」と口を合わせて驚いた。
「えー!2人、付き合ってるって知らなかったー!」
「や、付き合ってない。1番目に誘われたからとりあえず行ってくる。」
「1番目?」
「まぁ、先着順ってこと。山本君の他にも誘ってくれた人はいたけど、山本君が最初に誘ってくれたから行ってくる。」
「このー!相変わらずモテるんだからぁー。」
そう言ってニヤニヤしながら、里帆が芽唯を肘でグリグリと押す。



