菜々は嬉しくなってメッセージをまた送った。
『じゃあ、また今度褒めますね!』
『今度〜?今褒めて!』
『え、今ですか?』
『そ。今度って言ったら、橋本ちゃん、なかなか褒めてくれなさそうだから。』
『じゃあ…先輩かっこいい!』
『それはもう聞いた。別のをください。』
『えー?じゃあ、先輩優しい!』
『ありがとう。他!』
『他!?』
『え、もう終わり!?笑』
菜々は少し考え込んで、メッセージを打ち込んだ。
『頼りがいあるし、いい先輩だと思います。』
既読がついて、しばらくしてからメッセージが届いた。
『ありがとう。俺は橋本ちゃんのこと、可愛くって、いい子だなって思ってるよ。』



