「なになに?料理の話でもしてるの?もっと色気のあるさぁ、男の話でもしてよ。」
突如2人の間に飛び込んできたのは、バスの中でも2人の話に聞き耳を立てていた、キャプテンの星原と、菜々の隣のクラスの福井だ。
気付いたら、部員の殆どが食事を食べ終わり、各々数名で集まって喋っている。
「男の話、してましたよ?橋本ちゃんは砂糖顔、私は醤油顔が好きっていう話です。」
先程の星原からの質問に、神崎が答える。
「なに、砂糖顔って?今はそんな分類もあるわけ?」
「あるんですよー。ソース顔とか、塩顔とか、醤油顔とかはよく言いますけど、他にも砂糖、酢、マヨネーズ、ケチャップとか、色々あるんです。ちなみに砂糖顔は、少年みたいな可愛い顔のことですね。」
「なんだそれ!?種類多すぎてワケわかんねー!」
神崎の話に星原も福井も、大ウケだ。



