☆*゚.
その日の放課後
美桜は菜々と一緒にグラウンドを横切って校門へ向かっていた。
美桜達の通う高校は、スポーツにも力を入れているので、グラウンドはかなり広い。が、部活動もそれだけ盛んなので、色々な部が場所を譲り合いながら練習に励んでいた。
途中、女子生徒が4、5人集まって金網越しにグラウンドを熱心に見ているところに遭遇した。
そばを通った時に女子生徒達の会話が聞こえた。
「夏樹くーん。かっこいいー」
「ねー。流石、全国3位ともなるとオーラが違うよねっ」
「一回でいいから、私も夏樹君とデートしてみたいよぉ。今度誘ってみようかなぁ。」
気になって思わずグラウンドの方に目をやると、部活着に着替えた夏樹が、他の部員と一緒にストレッチしながら談笑しているところだった。
今から走り込みでもするのだろうか。
茶髪にメッシュの生徒は流石にいないので、広いグラウンドの中でもかなり目立っている。
――ほぅ、堀越先輩って見た目も中身もチャラ男だけど、モテるんだ。
私はサッカー部に新しく入ってきた相良くんの方が…という他の女子の声が聞こえ、彼女達の話題は切り替わったようだ。
その日の放課後
美桜は菜々と一緒にグラウンドを横切って校門へ向かっていた。
美桜達の通う高校は、スポーツにも力を入れているので、グラウンドはかなり広い。が、部活動もそれだけ盛んなので、色々な部が場所を譲り合いながら練習に励んでいた。
途中、女子生徒が4、5人集まって金網越しにグラウンドを熱心に見ているところに遭遇した。
そばを通った時に女子生徒達の会話が聞こえた。
「夏樹くーん。かっこいいー」
「ねー。流石、全国3位ともなるとオーラが違うよねっ」
「一回でいいから、私も夏樹君とデートしてみたいよぉ。今度誘ってみようかなぁ。」
気になって思わずグラウンドの方に目をやると、部活着に着替えた夏樹が、他の部員と一緒にストレッチしながら談笑しているところだった。
今から走り込みでもするのだろうか。
茶髪にメッシュの生徒は流石にいないので、広いグラウンドの中でもかなり目立っている。
――ほぅ、堀越先輩って見た目も中身もチャラ男だけど、モテるんだ。
私はサッカー部に新しく入ってきた相良くんの方が…という他の女子の声が聞こえ、彼女達の話題は切り替わったようだ。



