無理やりにでも納得しておかないと、この理不尽さについていけなさそうだ。
 湧き上がる気持ち悪さを誤魔化すように、ペリウィンクルは目を閉じた。

 程なくして、火にかけていたケトルがピーピーと鳴る。
 遠のいていた意識を引き寄せるようにパチリとまぶたを持ち上げたペリウィンクルは、手早くワゴンへお茶の用意を載せ、ローズマリーとセリのもとへ向かった。