前世の記憶から芋づる式でアンチ逆ハーレムの気持ちを思い出したペリウィンクルは、湧き上がるリコリスへの嫌悪感に顔を歪める。

 ごちゃ混ぜの箱庭は、とても居心地が悪い。
 ペリウィンクルは置いていくことしかできない花たちへ「ごめんね」と呟いて、箱庭を後にした。