(ハァ〜〜かわいい〜〜)

 かわいいが過ぎる。と、いつもの思考に戻ったところで、ペリウィンクルははたと自分の格好を思い出した。
 先程まで庭師の仕事をしていた彼女は、お世辞にも綺麗な格好とは言えない。

 白のシャツに黒のパンツ、そして腰にはガーデニングエプロン。
 手袋をしながら作業をしていたので手は汚れていないが、エプロンのポケットにしまっている道具たちはそれなりに汚れている。

 ローズマリーの庭師兼メイドとして、あるまじき失態だ。
 ペリウィンクルは丁寧にサントリナから距離を取ると、

「着替えて参りますので失礼します」
 
 と言って、自室へ逃げた。