車中での話は2人の共通のバドミントンの話で盛り上がった。

この前、2日後に痛かったみたいで俺も年かなって兄貴が言ってたよーと楽しそうに話してくれる。

携帯ショップは混んでいて預けて帰りに寄ることにした。

「え、来月の試合出んの?俺も出るよ」

「本当に?じゃあ応援するね」

「やったー!頑張るね」

敦美さん上手いって聞いてるよと褒めてくれた。

晃大くんは土屋くんとは違ってよく喋る、諒夏さんもお話好きだし2人は似てるのかも。

目的地の駐車場に着くと私の携帯状況を土屋くんにLINEしてくれた。

「既読ついてないなぁ、バタバタしてんのかな」

「お仕事?」

「俺もよくわかんないんだよね、寝てたら起こされてさ、親父が朝出張から帰ってきてそっから婚約者がどうのこうのって……」

「土屋くんに婚約者?」

「いや、それも誰のかわかんないし、今どき親が決めた婚約者って時代でもないでしょ(笑)」

「業務提携とかなら有り得ないことはないかもよ」

「うーん、でもそれなら敦美さんと遠距離までして付き合うかな〜、正直兄貴なら婚約が嫌なら彼女くらいすぐ作れると思うんだ、だから敦美さんは本気と思う」

「そっか……ありがと」