「お疲れ様でしたー」

「またおいで〜」

声をかけてくれて体育館を出た。

敦美はまだ少しチームのみんなとお喋りをしていて、ラケットバックを預かり車に積んだ。

エンジンをかけて暫く待つ。



助手席に敦美が乗ってきた。

「あの……運転しようか?右腕……」

「え?」

どうやら待っている間無意識に右腕を揉んでいたようだ。

「普通車乗れる?」

「一応親の車で買い物行ったりはするから」

「じゃあ、お願い」

「うん」

2人は入れ替わって敦美が運転することに

「Soil HOTELに連絡入れたから行って」

「あー、マッサージ?」

「うん、シャワーしてからして欲しい」

「わかった…」



Soil HOTELにつくと8階へ

またこの部屋だ

「シャワーしていい?」

「いいよ」

「すぐ入ってくるから待ってて、あっ腹減ったから何か頼んでよ」

「がっつり?」

「いや、ノンアルコールビールとソーセージでいい、敦美も好きなもの頼んでいいよ」

と話しながらTシャツを脱ぎバスルームに向かった。

お腹は少し空いたけど……

メニューを見てみる。

ルームサービス高いしな、飲み物だけでいいや

敦美は電話をしてルームサービスを頼んだ。