「あっちゃん、お疲れ様」

「加奈ちゃんお疲れ様」

「見間違いかな、土屋くんといた?」

「あっ、うん、あのね聞いて」



諒夏さんと土屋くんが姉弟だったことを話した。

「へぇ」

「ねっ、凄いでしょ!」

「うん」

「あれ?凄くない?」

「まあ、あっちゃんがやりにくくなければね」

「特に……」

「ならいいよ、ちょっとシフト入って欲しいところあるんだけど」

「はーい」





旅館の仕事に来ていた。

「あっちゃん」

「あっ、みづほ姉ちゃん」

「仲直りした?」

「喧嘩はしてないよ(笑)謝ってくれたよ」

「理由聞いたの?」

「ううん、もう謝ってくれたからいいって言ったの」

「そう、それならいいけど」

あっちゃんはよくてもねぇ……あの人の方は言い訳したいんじゃないのかなって……私がお節介すぎるのかな、まあ仲直りして良かったわ



火曜日、敦美は久しぶりに昼まで寝ていた。

昨日は土屋くんの仕事が終わるのが遅くて会えなかった。

今日は順調に終わればバドミントンに一緒に連れていく…予定

弟がやってるから道具はあると言っていたからあとは連絡待ちだけか

夕食を食べてひたすら待つ敦美

そろそろ出たいなと思ったところに仕事終わりの連絡が来た。