「いいよー」

「じゃあチケットとっとくな」

「はーい、楽しみ(笑)」

「俺、今年全然運動ができてなくて」

「じゃあ、火曜日の夜にバドミントンしてみる?次の日筋肉痛確定でいいなら」

「やりたい、下田の話聞いたらやってみたい」

「呑み会入ったら連絡してね」



「わかった……下田、そのまま頭下げてきて」

土屋くんは仰向けになって手を伸ばしてきた。

軽く頭を持たれて下げていく。

口唇が重なった。

んっ……

顔を上げると土屋くんは座り直してまたキスをくれる。

この前よりも少し激しいキス


土屋くんの手が背中に回されて体をなぞられた。

「あ…つみ……」

「うん……」

ハァハァ……敦美は土屋の背中に腕をまわした。


ぎゅーと抱きしめてくれて息を整えさせてくれる。


優しい……


「名前……呼んで」

「土屋くん」

「敬大」

「呼べない……敬くん?でいい?」

「母親?」

土屋くんは体を離した。

「ぷっ、アハハっ」

「同じ年なんだから呼び捨てで良くない?」

「敬ちゃん?」

「子供かよ(笑)」

「土屋くんて甘えん坊のような気がするの、違う?」

「多分本質はそうかな……バレてる?」

「女の子の扱いに慣れてるのに、あまり強引じゃないというか……」