「諒夏さん、私今度の連休お休みいただくんですよ、どうしますか?」
「じゃあ、私もお休みするわ」
「定休日以外の私のお休みの時は来てるんですよね、誰かスタッフつけましょうか?」
「ううん、また弟が帰るらしいし、敦美さんの休みのときはフリーでマシンだけで帰ってるのよ」
「そうだったんですね、すいません、入ってる時間しかこちらではわからないので、同じようにしているものだと思ってました」
「最初はね、敦美さんのお休みの日は他の人にしていただいたけど、年が近いからなのかな、落ち着くのよ(笑)」
「私が最年長ですからね(笑)」
「それがいいのよ、年取ってくるとね若い子についていけないのよ」
「まだ20代なのでお若いですよ(笑)」
確かに午前中のお客様はフリーが多くてお年が多少上の方はジム内で友達になっていたりする。
そこへスタッフが時々声をかけるような感じだ。
まあ継続してくれるのが1番有難い。
「でも敦美さんがそんなにお休みとるなんて珍しいわね、旅行かしら」
「国体のお手伝いに行くんです」
「あら、凄い、何かやってるの?」
「バドミントンですね」
「へぇ、私の弟も今大学のサークルでしてるらしいわ」