敦美は土屋の肩に頭をコツンとつけた。

「下田?」


「土屋くん……私もその……同窓会で会ってから気になってて……」



「うん、嬉しい」

「お願いしますでいいのかな……どうしよー恥ずかしい」

土屋は敦美を抱きしめ、敦美の頬を手で軽く挟むと口唇にキスをした。


離れるとお互い笑いあった。


もう一度少し角度を変えて、はむはむと軽く優しいキスをした。

「ごめん、お酒くさいよね、我慢出来なかった、今日はもう寝よ」

「うん、私も呑んでるから……ごめんなさい」

「お互い様だし(笑)」


敦美は土屋に抱きしめられて眠りについた。

完全に寝不足の2人だが目覚ましは鳴る。

「ん……はぁ」

土屋は起きてぼーっとしながらベッドから出てシャワーを浴びに行った。

出てくると敦美は昨日の服に着替えていた。

「おはようー」

「おはよう、ちゅっ」

敦美の頭にキスをくれた。

夢じゃないんだよね。

ノックがあって朝食とシャツがあった。

シャツも頼めるのかなと不思議に思ったが時間がない。

2人は朝食を食べ始めた。

「美味しい〜、ここのパンて美味しくて好き」

「俺は?」


「ゴホンっ…………もう高校生じゃないんだから」