夜、諒夏さんから連絡があった。

おめでとうと子供が同じ学年ねと喜んでくれた。


土屋くんには体調が悪いから今週もそっちに行けないとLINEで送った。


幸い症状は出てなくてジムには出た。




金曜日にジムが終わると土屋くんが待っていた。


「仕事は?」


「有給とった、敦美の様子がおかしいから、体調悪いのか?」


「うーん……特に悪いというか、行けなかったのはもし悪くなったらを考えると行けなかったの」


「どういう事?」


入り口では邪魔なので駐車場に歩いて行く。


「敦美、車?」


「うん」


「やっぱり変、心配な事は言ってっていつもいってるじゃん」


「うん……何て言えばいいのかな、ちょっと待って」


ふぅ……深呼吸をする



「土屋くん……凄く早いけどクリスマスプレゼントになりそうです」



「ク、クリスマスプレゼント?まだ4月だぞ」


「あくまで予定です」


「ん?」


「敬大くん!」


「おっ、やっと名前で呼んでくれるの嬉しい」


「私を土屋敦美にしてください、敬大パパ(笑)」


「…………え?逆プロポーズ?…っ待って、パパ?」


「うん、敬大パパです」


「マジか…………」


超音波の写真を見せた。


「嬉しい……」


敦美に抱きついた。