「じゃあ、何で告白を受けるんだろ」
「ん〜あいつの場合は女除けだったかもな」
「女除けって……」
「モテるから次々に告白される、断るのもしんどいんだぜ」
「土屋くん優しいもん」
「あっちゃんにも優しいんでしょ?」
「うん……でもそれがお子様の私には女慣れしてると感じてしまう」
「下田って敬大が初カレ?」
「ううん、大学で4年間つきあったよ」
「長いね、結婚は考えなかったの?」
「同じ高校から同じ大学で私はその後バドミントンを1度諦めたんだけど彼は実業団が決まって東北へ行くことになったの、全然会えなくなって別れる事に……」
「遠距離か……」
「でも、今度はあっちゃんは土屋くんとの遠距離を元カレと同じようになりたくないから仕事も辞めようと思ったんでしょ?」
「え、下田、仕事辞めて敬大の所にいくの?」
「私ね2つ仕事してたの、だから土日祝の方の仕事を辞めようと思って……」
「それはいいと思うな」
「ジムの方もちゃんと休めるようにするからね」
「ありがとう、でも私が平日に行きたいと思ってて、水曜日が多くなるかも」
「了解!」
「私ね……思ってることは言えないのに凄く負けず嫌いなの」