父さん話変わりすぎだろと土屋くんは言ったが……
「敦美、初耳なんだけど?」
「それはまだそういう話をするほど10年間は埋まらないのよ」
「10年間?」
「そう、俺達中学の同級生なんだよ、夏の同窓会で再会したってわけ」
「敬大がぞっこんだものね(笑)でも私の方が先に気に入ったし」
「俺だって中学から好きだったし」
「わかった、わかった、こんなとこで姉弟喧嘩をするな!」
2人は黙ってしまった。
「ぷっ、ふふっおかしいですね(笑)」
「敦美のせいだから」
「違うよー」
「まあまあ、とりあえず諒夏と敬大は婚約者と自分発信している朋絵さんとは結婚したくないから今日私に敦美さんを紹介しに来たんだろ?」
土屋くんは大きく頷いた。
「わかった、母さんに言っとく」
「ありがとう、父さん」
「で、敦美さん、スコアはどのくらいで回るんだね」
「父さん、敦美はバドミントンで忙しいんだよ、大会とかも出てるし」
「来月晃大くんと大会でお会いします」
「晃大とも仲良いのか」
「日曜日のせいで、晃大に敦美と遊びに行ってもらったらすっかり仲良くなってさ」
「楽しかったー(笑)あっ、スコアは最近はブランクあってコースは回れてないんですが大体100前後では回れると思います」