ん……眩しい
「あっ、起きた?」
目が覚めると毛布がかけられていた。
「運ぼうと思ったけどさすがに抱えれないから(笑)」
「(笑)無理だろ」
「目が覚めていないからびっくりしたよ」
「考え事してたら寝てたのか」
首をコキコキと鳴らす。
「今日は何時にこっちを出るの?」
「そうだなぁ……寝ながら考えて……」
「いや、寝てたら考えれないから(笑)」
土屋くんはタバコをトントントンとテーブルに軽く叩きつけている。
ふふっ、こういう所を見るのも新鮮だわ。
「ん?」
「ううん、なんでもない」
土屋くんは立ち上がって敦美にキスをくれた。
「よし、動こう」
携帯を出して電話を始めた。
聞くのも悪いので、荷物をまとめた。
HOTELを出て10分ほど走るとマンションの前に到着した。
コンシェルジュがいる高級マンション
土屋くんは頭を下げてエレベーターに入っていく。
「ここは?」
「姉貴んち」
「諒夏さん?」
「そう、ジムから近いだろ?」
「確かに……歩いてでも来れそうだけど」
「買い物すると荷物あるから車で行ってるらしいよ(笑)」
ピンポンと鳴らすと本当に諒夏さんが出てきた。
「いらっしゃい、敦美さん」



