「ねえ、私達中学生みたいなことしてるよ(笑)笑い疲れたよ、泡で遊びすぎでしょ」
「楽しい(笑)腹から笑ったの久しぶりすぎて、腹筋やばい(笑)」
「もう、暑いよ、のぼせる」
「先に出ていいよ」
「じゃあお先に」
「あっ、待って」
土屋くんがドアを開けて巻いていたバスタオルを外そうとする。
「やだ、恥ずかしいもん」
「違うよ、このままでたら床が凄いことになるだろ」
「あっ……」
ドアを半分閉めて自分は隠れた。
「はい、外のバスタオルで体拭いて」
「うん」
敦美はバスタオルで体を拭いていると、バスタオルを絞る音がした。
やっぱり慣れてる……
敦美はバスローブを羽織ってバスルームから出た。
「やっべ、可愛い……」
バスローブに着替えていた土屋は真っ赤になっていた。
パンパンと自分の顔を軽く叩く。
ドライヤーで髪を乾かし、それを持って敦美の所に行くと、タオルで髪の毛を拭いていた。
「じゃーん、乾かしちゃる」
「わーい、ありがとう、お水冷蔵庫からもらったよ」
「いいよ」
ふわっと髪を乾かしてもらって頬にキスをくれた。
ドライヤーを片付けに行き土屋くんもお水を飲む。
はぁ……とため息が聞こえた。