やっと入学式も終わり地獄の時間は終わった。


美月「心菜~チョーハズイ…」

美月は今にも泣きそうだった。

心菜「本当!もう教室に行きたくないよ・・・」

美月「覚悟決めて入るよ…」

心菜「うん…。」


はぁ・・・深呼吸して教室のドアに手をかけた。


-ガラガラ-

予想道りクラスの皆がこっちを見た。


美月「心菜、行こッ!」

心菜「気にせんどこッ!」


痛いほどの視線を避けながら自分の名前のある席へ向かおうとした時・・・



「なぁ、君たちどこの中学?」


もう少しって所で男子2人に声をかけられた。


心菜・美月「西中。」


ちょっと無愛想だったかな?
まぁいいや・・・。


敬太「俺は南中。あっ俺の名前は田島 敬太。敬太って呼んでな!よろしくなっ!
   入学式の日に遅刻はハズかっただろ?(笑)」

美月「よろしく!」

心菜「よろしく~あれはハズすぎて死にたいぐらいだった・・・」


ねぇ?っと美月に聞くと首をぶんぶん縦に振っていた。
すると敬太たちは笑い出した。


亮「自分らおもろいなぁ!入学式の時から思ってたねんけどやっぱりあたりやわ!
  俺は水島 亮。亮でええょー」


あっさっきの目が合った人だ!!
えっ関西弁??気になったから聞いてみた。


心菜「亮は関西出身?」

亮「そうやでー!大阪から東京に引っ越してきてん。」

美月「そうなんだぁ」

敬太「あっそうそう、他のやつらも皆、お前らに興味もってたよ。
   なんか面白そうとか言ってた!」


敬太が面白そうに言ってきた。
ふーん。そんな興味もたれても・・・汗


亮「この調子だとお前らはすぐに馴染めそうやなぁ。(笑)」

敬太「そういえば2人とも名前は?」

心菜「あっ長谷川 心菜。心菜でいいよぉ!よろしく!」

美月「私は日向 美月。美月って呼んで!よろしくねっ」


そんな自己紹介をしていると先生が入ってきた。
いそいで美月と席へ向かった。
美月の苗字は『日向』だから近いはず・・・
そんなことを考えながら行くとやっぱり近かった。
近いとゆうか前の席だった。