心菜「美月!体育館に行くよ!!」

美月「うっ・・うん!!!」


美月はまだ気づいてないみたいで体育館に向かう途中にやっと理解した。




-ガラガラ…-



先生に気づかれないようにそっとドアを開けたけど・・・


『お前達、今何時と思ってるんだ!!』


先生もちょっと気遣ってくれて声を小さめにして怒ってたけど・・・
皆こっち見てるから!!
ハズィ・・・帰りたいぐらい・・・

その時1人の男と目があった。
こっち見てるけど誰だろう…?
どうでもいいけどもうヤダ・・・


『もういいから自分達のクラスの列に並びなさい!』


そう言われて美月をみると苦笑いをしながらこっちを見ていた。
もちろん苦笑いで返しながら列へ向かった。


列に戻っても回りは笑ってる声や話し声でザワザワしている。
もういいじゃん・・・やけになりながら入学式が終わるのを待った。