心菜「・・・・・。」

美月「心菜、つっ立てないで早く入りなさい!(笑)」

咲「ほら行った行った!!」

咲に背中を押され教室のドアを開けた。

ガラガラ・・・


亮「・・・!心菜?」

亮はドアを開けるとすぐに走ってきた。


亮「心菜・・・心配しててん・・・」

心菜「・・・ごめん・・・」


咲「・・・はぃはぃそこの2人は一時間目はサボること!」

美月「行って来い!うまく行っとくからさっ」

亮「サンキュッ」


そういいながら亮に引っ張られ屋上に向かった。



・・・・


亮「どうした?なんかあったん?
  メールの返事もないし、電話もでぇへんやったし・・・」

心菜「・・・ごめんね・・・・」

亮「なにがあった?言えそうか?無理やったらええから・・・」

心菜「話しても嫌いにならない?」

亮「・・・なるわけないやん!」

心菜「あのね・・・・・・」


ちゃんと亮に話した。
亮はなにも言わずにだまって真剣に聞いてくれた。
話し終わっても亮は黙っていた・・・


・・・・


心菜「やっぱり嫌いになった?」

亮「違うねん。俺なさけないな・・・」

心菜「・・・・?」

亮「お前がそんな辛い思いしてたのになんにも力になれへんで・・・
  こうやって話し聞く事しかできんし、聞いたのだって今やもん・・・・」

心菜「亮・・・亮は心配してくれたじゃん!!
   昨日もメールくれてた・・・だけど返事できなくて・・・
   怖かったの・・・嫌われるのが。
   でも、こうやってちゃんと話せてよかった。
   今だって自分のことみたいに真剣に聞いてくれた。
   ・・・ありがとう!」

亮「お前強いな・・・こんなことしかできへんけど、
  なんかあったら言えや?
  まぁ、なんかあってからじゃ遅いけど・・・
  それくらい心配やし・・・・・好きやねん!!」