中庸が行く。

「ねぇバンビー?もぉ秋だから夜は寒いよねー?」

『青くん、もう帰りたくなって来たんだろなぁ、、』

「そっかぁ、お前もそう思うかぁ。今晩寒いもんね?」

『僕は体が小さいから冷えやすいけど、桃さん服着せてくれたからなぁ』
「帰ったらさ、桃さんに温かいミルク…ってバンビはお腹壊しちゃうか。それじゃ何か温かいの入れてもらおうよ♪」

『それは賛成♪』嬉しくて、16分音符を刻む指揮者のように尻尾を振るバンビ。

ふたりは、散歩もそこそこのまま、帰路に着くのであった。