中庸が行く。

青くんは今日も、窓際族を夢見ながら働いている。

どうすれば業務を円滑に運ぶ事ができるか、それを毎日考えながら仕事をしている。

自分の仕事より同僚の尻拭い(本当に尻は拭っていないが)、これらを如何に効率良く処理するかが毎日の課題だ。

「青くん、ちょっといい?」この関西訛りの声は、同僚の寿くんだ。

この寿くんは、最近奈良から転勤して来た人間で、青くんの事を慕っている。

それとは裏腹に青くんは、彼を一番の問題児だと思っているのだ。

とは言っても、会社的に何か問題を起こすわけではない。

ただ、すぐ青くんに近寄って来ては、彼の平穏を脅かす。

青くんの野望の最終目的が窓際族ならば、最初に消さなければならない存在。

そう説明すれば、彼が如何に脅威を与えているのか、それをご理解して頂けるのではないだろうか。

少し丁寧過ぎる説明だと筆者は思うが、たまにはダラダラと書いてみたい時もあるのである。

読者方もそんな経験はないだろうか?

そもそも文章というものは…(以下略)

では物語に戻ろう。