ひいは、私の、小説友達でもあった。
読む方じゃなくて、書く方の。

彼女と一度、気まずくなって別れたことがあったんだけど、お互いが同じ趣味って知ってからは、登下校の時間が格段に楽しかった。

好みのタイプ(よくある美少年 黒髪サラツヤストレート、色白、指が綺麗)が似ていたことで盛り上がってたね。

でも、それは私とひいが合わさったことで、次第に妄想だけの世界じゃなくなって。


まわりの人を巻き込んでしまった。