365日間、君の言葉に励まされて

私は今まで、恋愛をしたことがない。
あれだけモテるのになんで?と言われることもある。
だけど、どうしても病気から逃げられない。小さい頃から長生きはできないと言われていて、いつ死んでしまうか分からない私に、誰かと付き合う、という選択肢はなかった。

もし仮に付き合ったとしても、病気のことを知ったら別れを切り出されるかもしれない。病気を受け入れてくれたとしても、私が死んだら寂しくなってしまうかもしれない。
そんなの、自己満だって私も分かってる。
だけど、その考えを変えることは私にだってできない。

どうすれば、よかったのだろう。今までもずっと考えてきたことではあったけど、余命を告げられてから現実から目を逸らせなくなった。

あと1年。それより短いことだってある。

生きられる希望が時間が経つにつれどんどん薄れていく。

家に居場所なんてないし、消えたいって思うこともあった。けど、死ぬ現実を突きつけられたら話は別で、、

「変な顔。真衣大丈夫?」

はっと我にかえると柚が心配そうに顔を覗き込んでくる。