2人して歩き出した時。彼女がこちらに向かって頭を下げた。
「無理言ってすみませんでした。
でも、ほんとに助かりました。ありがとうございます」
「いえ、こちらこそです。あなたがいて、とても助かりました。俺だけじゃ、たぶん見つけられなかったので、きっと。ありがとうございました」
「よかったです。それでは、失礼します」
またもや微笑む彼女。
俺もぺこりと頭を下げてお互いに別れる。
それが彼女との出会いだった。
高校に入ってクラス表を見た時、女の子に言っていた、『高宮真衣』と言う名前がのっていて驚いたのを覚えている。
俺はあの時、めがねにフードをかぶっていたものだから、向こうが顔を覚えていないのも仕方がない。
でも、学校でもあの時の同じように優しく、そして美しい彼女に俺の心はどんどん奪われていった。思えば、迷子の子を送り届けたときから奪われていたのだろう。
彼女がつい目に入ってしまう俺だったが、この日、最悪なことになってしまう、
高宮が俺の家に来る2日ほど前。
俺が彼女を見ていたのが噂好きのやつにバレたのだ。
「お前、高宮真衣のこと好きなのー?」
油断していたのが悪かったのだろう。
俺はその声がした方にバッと振り向いてしまった。
「え、がちで?」
「無理言ってすみませんでした。
でも、ほんとに助かりました。ありがとうございます」
「いえ、こちらこそです。あなたがいて、とても助かりました。俺だけじゃ、たぶん見つけられなかったので、きっと。ありがとうございました」
「よかったです。それでは、失礼します」
またもや微笑む彼女。
俺もぺこりと頭を下げてお互いに別れる。
それが彼女との出会いだった。
高校に入ってクラス表を見た時、女の子に言っていた、『高宮真衣』と言う名前がのっていて驚いたのを覚えている。
俺はあの時、めがねにフードをかぶっていたものだから、向こうが顔を覚えていないのも仕方がない。
でも、学校でもあの時の同じように優しく、そして美しい彼女に俺の心はどんどん奪われていった。思えば、迷子の子を送り届けたときから奪われていたのだろう。
彼女がつい目に入ってしまう俺だったが、この日、最悪なことになってしまう、
高宮が俺の家に来る2日ほど前。
俺が彼女を見ていたのが噂好きのやつにバレたのだ。
「お前、高宮真衣のこと好きなのー?」
油断していたのが悪かったのだろう。
俺はその声がした方にバッと振り向いてしまった。
「え、がちで?」
