365日間、君の言葉に励まされて

私が言葉に詰まっていると、

「あなた誰?真衣に何か用ですか?」

柚が代わりに答えてくれた。

柚が真っ直ぐに相手の目を一度も離さずに見つめていた。

「え、あ、いや…やっぱりなんでもないです」

そう言いながら、全力疾走で戻って行った。

「もう!なんなのよ…。真衣、モテるねぇ」

ニヤッとした顔でこっちを向かれた。

「知らない人だったし、違うんじゃない?全部が全部告白なわけじゃないわよ。ほら、お弁当食べに行こう」

そう言うと「はいはーい」と言って先に歩いていた私に小走りで駆け寄ってくる。

食堂についてお弁当を食べようとすると、柚がつぶやいた。

「ねぇ、真衣、またお弁当の量減ったんじゃない?」

少し動揺したのは見逃してほしい。

病気のせいで、あまり食べられなくなったのだ。
平常心を心がけて言う。

「そう?」

「好きな人でもできた?」