365日間、君の言葉に励まされて

しかし、病院に行ったと言っていたけど体調が悪いようにはあまり見えなかった。

体調が悪い、と言うよりも何かに怯えているような、複雑な思いをしているような感じがした。

病気…?いや、彼女に限ってそれはない。学校もあまり休まないし、みんなには笑顔をふりまいて人気者。

そんな彼女が病気なわけない。

だとしたら、ただの風邪とか?体が弱いって言ってたもんな。多分そうだろ。

そんなことをもんもんと考えていると、ふと見上げた時計がさっきから10分経っていた。

こりゃ怪しまれる。そう思いながらいそいそと服を脱ぎ出したんだ。
ーーー
まさか、男子の家にいるなんて、とそわそわして落ち着かない気分をどうにか落ち着ける。

彼の服を着てみたけど、柏木くんが目を合わせないようにしていたのを見てしまっていた。

『何か変かな?』

そう思ったけど、そんなことは考えずにボーッと考え事をしていた。

父親が暴言や暴力を振るったりする人で昔から男の人が嫌いだった。
嫌いだったというより、怖くて苦手だった。
恐怖の存在だった。