「決めたんだね」


藍子が、朝の寒い屋上で話を聞いた後、
ポツリと言った。



「うん。だけど、多分これからも好きなんだよ。諦められないんだよ。」




藍子に昨日決めたことを話した。



だけど、心は……


「泣かないで……愛音。。」



ふふっ。藍子だって、目から涙出そうになってるよ。



「もー、藍子まで泣かないで?泣くのは、
失恋した時だけでいいの…」


「だって、っう……あ、あたしぃが…


「うん。」