「り、凛ちゃん!?」



不良集団の中に、もう6年は会えていなかった幼なじみの飯田凜斗(いいだ りんと)の姿があった。



「おーやっぱり羽依だ!久しぶり!」



こっちにおいで、と招く凛ちゃんの声に釣られるように集団に近寄る。



残り3人はキョトンとした顔で私を見ている。