あからさまに不良に見える人たちと雨の中、誰も傘をささずに、談笑している。



笑ってるとこ、初めて見た…。



話しかけたい衝動に駆られたが、関わらないのが身のためだろう。



「羽依!」



懐かしい声に思わず振り返る。