あなたの抱えてるものを少し見くびっていた私は、あなたの支え方を知らないんだ。



「わ。羽依、帰る時間遅くなっちゃったね。電車で帰る?」



「そうしようかなぁ…。苺花も乗る?」



放課後、苺花とカラオケに来ていた私たちは帰宅の仕方を考えていた。