息をきらしながら、私達は恐る恐る自分の教室の扉を開ける。

「「「お、おはようございまーす……。」」」

「遅いぞ～。いつもの3人。」

「せ、先生！俺と時人はちゃんと起きてたんですけど菜々が起きるの遅かったせいなんですよぉ！！」

「ちょっ！」

勇気は私を指指して先生に反論した。

もぉ！勇気じゃなかったら許さないんだからっ！！

「ゴホンｯ。まぁ、とりあえず今来たお前らに言っとくが明日テストだぞ～。」

「「「え？」」」

先生の一言で冷や汗をかく私と勇気。

テストかぁ～、余裕だぁ～、見たいな顔してる時人。

笑ってるクラス一同。

「先生！聞いてないですよぉー！！」

「今言っただろうが。一限目始めるから早く座れ。」