ーブーブーブー

「んんー」

「桜夜、おはよう。」

あれだけ嫌だったアラームが嫌いじゃなくな
った。それもこれも全部、燈矢のおかげ。

「おはよう。」

無事、気持ちも伝えられて付き合うことが出
来て本当に幸せだ。

「今日は花見に行こうか」

私の為にこうやって誘ってくれる所も優しく
て。

「うん。行きたい。」

手を繋いで歩くのだって幸せで。あの時、
燈矢が居なかったら 私は幸せだって思うこ
とは無かったのかな。

生きてて良かったって思えるんだ。

表じゃない。心から笑えるー。

私は、 そんな毎日が幸せだ。