ー ブーブーブー

毎日なる地獄の音源。また私は生きてるの

か。そう思ったのも何回目だろう。、

登校するにはまだ早い時間、誰もいない学校
の階段をひたすら上まで登っていく。

ここの学校は緩い、鍵も閉まってないなんて
今時どうなんだろうか、

そんなことを思いながらも直ぐに屋上まで来
てしまった、。

そう、今日で全て終わる。

楽になれるんだ。

息を吐いて上をむく。朝焼けの空が妙に眩し
い。

「綺麗だな...」

これで最後だと思うと涙が溢れてくる。

「あれ、なんで、、」

死ぬのなんて怖くない、筈なのに...。

怖くなって、屋上から一歩、前に前進する。

身体が宙に浮く、不思議な感覚だ。

ー そう思った瞬間。

強い光に包まれて、私は意識を失ってしまった。