15分くらいで紫音くんが戻ってきた。
私服の紫音君はライブの時みたいに決めすぎてなくてとっってもイケメンですね可愛かった。

待っててって言われたから待ってたけど周りにはいろんな人がいて、どうしたらいいのかわからなかった。
そしたら紫音くんが「車あるから家まで送る。 車の中で少し話さない?」と声をかけてくれた。
こんなチャンス二度とないと思って決意して車に乗った。
「そういえば、名前聞いてなかったよね?」
「あ、えっと…です。」
「早速だけどさライブで『好きって言って」』ていう団扇持ってたのきみだよね?」
「そうですけど… 覚えててくれたんですか?」
「もちろん!あんまり覚えるの得意じゃないし、人の顔だとなおさらだけどりおなだけは頭に残ってる
またねって里緒菜に向かって言ったようなもんだし(照)」
紫音くんが私のこと覚えててくれて、しかもあの『またね』が私に向かってたなんて…!