「あとー。


 用足しに
 付き合って欲しいとお願い
 した時もそうだけど、


 もしきみを、邪魔扱いする人が
 居たとしても・・・。


 きみ自身が邪魔者、
 な訳じゃあ、ないからな!

 なんていうか皆、
 それどころじゃない!って

 時間の使い方が
 下手になってゆくんだナ…

 しようがないナ…」


監督は少し困ったように笑って


「たとえきみに

 あまり親切でない人が
 いたとしてもー。


 きみにとっては、
 不親切だった
 というだけでその人全部が悪い
 人、

 てんじゃ
 ないからなっ」


…どっちでもいいのだが。
きみの自由、だから…

と、
頭を掻きながら、行ってしまった。