俺は数秒黙った後、「夕食の準備しなきゃ。そろそろ帰って、いいかな?」と言って立ち上がった。

菜緒さんはほっとした顔して、うなずいた。

「・・・うんわかった!気にしないで。じゃあまた明日!」

作り笑顔で見送ろうとする彼女に俺は居間から玄関へ向かおうした。